Apr.04, 2023
坂本龍一とイエローマジックオーケストラ、シンセサイザーで新しい音楽を作る集団の一人だった。私は同志社大学文学部文化学科美学芸術学専攻生として大学の卒業論文を書き、武満徹、黛敏郎、冨田勲、ジョンケージなど偶然性音楽や現代音楽などをテーマに現代音楽についての考察をテーマで卒論を書いた。昭和38年1963年に卒業してすぐ関西テレビ放送の制作部オーディオ課、音響効果の仕事に就いてドラマや」ドキュメンタリーなどの音響効果を担当32歳の時に結婚したが、その頃効果の担当として連ドラ花登筺作品「どてらい男やつ」の担当をし、音楽の担当者に神津義行氏が決まったがその音楽録音のために東京青山にあるアバコスタジオに２週に一度出張し神津さんと音楽制作にあたったが、神津さんはその頃始まったばかりの富田さんが書かれたジャングル大帝の音楽に刺激されて電子音楽を使われメロディ楽器にシンセサイザーを使われて収録されたが、まだ始まったばかりの電子音楽、シンセサイザーを使った音楽に幼稚というかまだあどけない演奏で番組の仕上げに大変苦労した覚えがある。その頃坂本龍一は画期的といわれるイエローマジックオーケストラのシンセサイザー音楽を武器に舞台に登場、神津さんと同じシンセのメロデーの単純さに私的にはなんともいえない感じをイエローマジックオーケストラに抱いたのを覚えていて、この度の坂本さんの死亡記事でそうした彼のデビュー初めの頃の話で私との接点が思い出されたことである。
大阪中之島にある東洋陶磁器美術館は倒産した旧安宅産業の陶磁器のコレクションを寄贈された大阪市が建物を中之島に建設展示している美術館だが、ここは私の3歳下の弟正徳が1966年昭和41年関西学院大学経済学部を卒業してすぐに就職した総合商社で、安宅産業は1904年創業、戦後の十代総合商社の一角に数えられていたが第一次オイルショックによってカナダの製油所プロジェクトが失敗して巨額の損失を被り1977年伊藤忠商事に救済される形で吸収合併され消滅した。正徳は安宅産業の倒産で伊藤忠に移らず系列の安宅ランバー社アメリカオレゴン州に転進、そこから独立し自分の木材商社を立ち上げ2021年3月に78歳で亡くなるまでオレゴン州ポートランドに住んでいた。正徳一家はアメリカに1977年双子の子供の圭太と亮太が7歳の時に渡米して40年近く住んで色々苦労もしながら亡くなるまでポートランドに住んでいた。今では残された妻がオレゴンにおり息子の長男の圭太はフィラデルフィアに、双子の弟で次男の亮太は神奈川県に住んでいる。安宅のことや陶磁器美術館のことを見聞きするとき、彼ら一家の軌跡を推い辿ることが多い私だ。考えると今では私たち兄弟4人のうち、長男の私と末弟で４男の光司だけが生存している。私は82歳、光司は9歳下の73歳だが、この4人兄弟は大学を出てそれぞれの道を歩んだ。私は関西テレビ、弟正徳は安宅産業、三男の桂一は42歳で早逝したが阪急系の旅行代理店、そして４男で末弟の光司は日本航空のパイロット、とそれぞれが違う道を歩んだが人生は不思議だ。今あるのは2人だけ残った。あとは誰もいなくなったがこの歳ではやむを得ないか。
安宅産業、大阪市立東洋陶磁器美術館
花見
3月29日水曜日快晴の大阪桜宮のマイ桜の花見に長岡さんと出かけた。満開の花の下、二人で春を楽しんだ。
大阪天満桜之宮公園の一角、「思い出の森」にある「マイ桜」（ソメイヨシノではなく大島桜だ）
来年も又長岡さんと一緒に何年目かとなる花見に元気で出かけ花の下での一献を楽しみたいものだ
長岡さんが撮った写真も今年も使わせていただいた。彼は画家だが写真もうまい。
また来年も元気でこの地で花を愛でたい。
阪神・原口文仁内野手 なぜいつも前向き？
千恵子のトレーニングと買い物を兼ねて春日の道まで自転車で行く道の途中の桜並木の公園も満開だ
マンションの駐車場の浜側の桜も満開だ
